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新型インフル発熱相談 福岡市、夜間の対応せず! 問われる市長の危機管理能力
社会
2009年5月19日 08:00

 大阪、兵庫での新型インフルエンザ感染が広がりを見せる中、国内での対策レベルが第2段階に引き上げられた。そんな中、福岡市の対応に市民から批判の声があがっている。
 
 福岡県と北九州市は、発熱相談に応じるため、専用回線を用意し24時間対応する体制を整えている。しかし、県内最大の人口で、市外から流入する人が最も多いはずの福岡市は、夜の9時までしか対応していない。まさにお役所仕事である。トップである市長の危機管理に対する意識が「鈍い」ということだろうが、夜間に発熱した市民はどうすればいいのだろう。関西圏での感染が拡大した16日以降、福岡市の発熱相談センターへの問い合わせは激増している。しかし、18日になっても福岡市の夜9時以降の対応に変わりはない。発熱やセキの症状が出たら発熱相談センターに電話し、指示を仰いでから指定された医療機関へ行くようにと呼びかけておきながら、夜9時から朝9時までの12時間は市民の問い合わせ先がなくなるのである。夜発熱したら、医療機関にかかるなということだろうか。無責任極まりない市長である。現在の市の対応なら、深夜に発熱した子どもなどは、指定医療機関以外の病院に駆け込むしかない。それが原因で感染が拡大する可能性は否定できないだろう。
 
 各区(東区・城南区・中央区・南区・博多区・西区・早良区)の保健所ごとに設けられた発熱相談センターは、朝の9時から夕方6時まで、それ以降は中央保健所が夜9時まで延長して担当する仕組みになっているが、これも分かりづらい。ちなみに北九州はフリーダイヤルで1つの番号、市民からすると分かりやすい。
 
 危機管理はトップの姿勢で全てが決まる。何もかも職員任せの吉田宏市長には酷かもしれないが、任期中にひとつくらいはピリッとしたところを見せてもらいたい。できないのならさっさと市長を辞めて、能力のある人物にバトンタッチすることを勧告したい。弱毒性で感染力が強いといわれる新型インフルエンザは、持病によっては重症化することが分かっている。泣きを見るのが弱者であってはならない。
 データマックスには、早くも「発熱相談センターへの電話がかかりにくい」「夜間は電話に出ないがどうすればいいのか」との困惑の声が寄せられている。

 


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