高松組破綻のショックが広がりを見せる中、生コン商社にも大きな影響が及んでいる。生コン販売の老舗である吉村商事(株)には、今回の破綻で約1億8,000万円の焦げ付きが発生した。
高松組の仕事ならば、A社が頭でB社がその下。そして他ゼネコンの仕事の場合はB社が頭でA社がその下という具合に、売上の“投げ合い”が行われる。生コン販売では多々あるが、ケースであるが、今回の吉村商事は、前者のケースに当てはまる。利幅の薄い生コン販売業であるが、このような“投げあい”を行っていても自社の業績にはほとんど貢献出来しない。むしろ今後はゼネコンの大型倒産によって共倒れになってしまう可能性が高い。
やはり、生コン販売1本だけでは苦境に立たされる。
【河原 清明】
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