新型インフルエンザに対応するため各自治体に設置された「発熱相談センター」に関し、福岡市の姿勢を厳しく批判する記事を19日に掲載した。24時間態勢で相談に応じている福岡県や北九州に対し、福岡市は朝9時から夜9時までとしていたからである。これでは夜間の12時間が空白となる。相談センターに電話して指示を受けたのち、指定された医療機関で受診するよう呼びかけてきておきながら、夜間対応については何の発表もしていなかったのである。もちろん相談が急増した16日以降も対策は後手に回っていた。回線パンクで「つながらない」との苦情も聞こえていた。
批判を受けた福岡市は20日、ようやく夜間も対応することをホームページ上で明らかにした。中央保健所での電話受付を「18時から翌9時」とするものである。市側の担当課は「クレームや申し入れを受けたからではない」と姑息なことを言っているが、批判記事と前後して議会関係者からの改善申し入れや市民のクレームがあったことは事実である。責任を認めない小ざかしさに福岡市役所のレベル低下を痛感させられた。市民と向き合う市政の実現はいつになるのだろう?
こども病院を人工島に移転させるという福岡市政史上最悪の施策を強行する市長がいる限り、当分の間はおあずけになりそうだが・・・。
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