20日、農水省が、「緑茶・塩干魚介類の表示に関する特別調査」の結果を発表した。これによると、同省が昨年7月18日から今年3月31日までに小売店、製造業者などを対象に調査したもの。緑茶は小売店3,003店と製造業者を対象に調査を実施し43,389点中4.3%の1,936点が、塩干魚介類などの加工食品においては小売店3,009店と製造業者を対象に実施し、19,689点中23.8%の4,692点において表示の欠落などの不適正な表示が確認された。同省は緑茶の小売店・製造業者は246社、塩干魚介類の小売店・製造業者は841社に対して指導などを行なったという。緑茶は普段よく口にするもので、味や産地などは気にするものの、裏の表示などはいちいち確認する人たちは少ない。干物に関しては観光地などのお土産物屋の干物を例に上げれば、いくらいい加減な表示であっても、ご当地のネームバリューに勝る事はない。まさに消費者心理の隙をついた悪質な行為であり、食の安全を揺るがす事態でもある。このような事は絶対に許されるべきではない。
この問題については、独自取材を行ない、シリーズで報じていく予定である。
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