21日、地場大手ゼネコン「高松組」(福岡市中央区)が福岡地裁に自己破産を申請した。
大正年間から続く老舗企業だっただけに、県政界からも驚きの声があがっている。
県選管に届け出られた政治資金収支報告書などからも、政界と同社のつながりが確認できる。同社から献金を受けてきた政治家は少なくないのだ。
ある政界関係者は、「きちんとした会社だと思っていました。付き合いのあった政治家は多いでしょう。地場の建設業界にとっては大変なショック、残念ではあります。ただ、終わりかたが良くない。聞けば事業停止から破産の申請までずいぶん時間がかかったそうじゃないですか。取引業者は困ったらしいですね」
確かに、老舗企業の幕引きとしては、決してほめられたものではなかった。
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