(株)シノケングループ(本社:福岡市博多区)は、2009年3月期の決算短信を上場会社の公表期限である期末後45日以内に発表できず、1週間遅れの5月22日発表した。遅れた理由は、監査法人トーマツにより財務諸表の監査を受けているが、たな卸資産評価損や特別損失の評価金額の妥当性に関する検査等を慎重に行なった結果、当初の予定以上に時間を要することになったため、としている。
今後の決算の開示時期については、決算発表の早期化に向けて業務の効率化を行なうことにより、決算短信及び四半期決算短信を期末後45日以内で開示することを予定している。
決算短信の概要は、連結売上高が前年比▲49.3%の151億213万円、たな卸資産評価損の計上等により営業損失は18億2,670万円、不動産ファンド事業からの撤退等により23億4,875万円の特別損失を計上したため、当期純損失は41億4,583万円の大幅な赤字となった。
なお、所有不動産の販売が当初計画より遅れており、金融機関からの借入金返済の一部を延期していることを理由として、継続企業の前提に関する注記(ゴーイング・コンサーン)が付されている。
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