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混乱する八女市政

「入札疑惑拡大」 怒れ!八女市民 混乱する三田村市政(11)
混乱する八女市政
2009年5月25日 09:17

 福岡県八女市で混乱が続いている。市発注の公共事業をめぐる疑惑、市長選挙における事前運動疑惑、どれも市民不在のあきれた出来事ばかりだが、疑惑は解消されるどころか拡大する一方である。特に、公金を投入する公共事業については徹底検証が必要だ。

「八女市町村会館」の入札について、事実関係を整理してみたい。新たな疑惑が浮上しているからである。

「八女市町村会館」についての経過
・2007年、老朽化した八女市町村会館について、野田国義市長(当時)が「リファイン案」を採用して整備することを決定。
・08年、公募で選ばれた業者による設計を経て、「交流センター1(八女市町村会館本体工事)」の入札実施寸前までいきながら、耐震基準で問題が生じ、入札を延期。
・同年、野田市長の辞任(衆院選への転身)を受けた八女市長選挙に、県会議員だった三田村統之氏が立候補。選挙期間中から同工事について「新築案」を提唱する。11月16日、八女市長選挙で三田村氏当選。
・09年1月、耐震問題をクリア。入札実施へ。
・同16日、入札告示。設計図書閲覧開始。工事は、市町村会館本体工事である「交流センター1」と隣接する中央公民館工事の「交流センター2」(「交流センター2」は、さらに建築と電気工事に分割)で分割発注。
・同19日、八女市に談合情報が寄せられる。
・同26日、入札参加申し込み期限。中堅ゼネコンと地場業者による建設共同企業体(JV)による参加申し込みは8JVとなる。
・2月5日・6日の両日、「交流センター1」の談合の有無についてのみ、中堅ゼネコンへの事情聴取を実施。「誓約書」を提出させる。(談合情報から2週間以上、入札参加申し込みから10日以上経過しての事情聴取)
・同13日、「交流センター2」についての事情聴取を実施しないまま、事情聴取が前提であるはずの「誓約書」の様式を地場業者にFAXで送付。後日郵送で、意味のない「誓約書」を返送させる。
・同16日、「交流センター1」の入札。この日までに7JVが入札を辞退
・同17日、開札。残った1JVが入札予定価格(16億7,500万円)を1億7,500万円上回る金額で応札し、失格。入札が不成立となる。事実上、業者側が「安すぎる」として予定価格に異議を唱えた形。一般競争入札としては異例の事態に。
・同日、所管外である総務課長が事業担当課長に「仕様の変更をしない再度の競争入札に付すことは困難」とする文書を提出。(総務課長は取材に対し、文書の文言に「根拠はなかった」と明言)
以上、ここまでが「第一段階」である。三田村市長による「新築案への変更」という愚行までは「第2段階」となる。こちらは、今週末からじっくりと検証する予定であるが、第一段階での疑問は今年1月以降に集中する。つまり、三田村市長就任後だ。しかも、問題はこれだけではなかった。
                                   

つづく


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