地域銀行で5月に入り、改正金融機能強化法の活用に向けた動きが広がっている。みちのく銀行、きらやか銀行、高知銀行が相次いで公的資金申請に向け検討に入ったことを表明している。
5月15日には鳥取銀行、長野銀行、島根銀行が6月の定時株主総会で優先株式の発行を可能にする定款変更に踏み切ることを明らかにした。
当初、地域銀行は風評リスク等を懸念して慎重であったが、09年3月決算が固まり、将来に備えて自己資本の増強が必要と判断する動きが広がっている。
【久米一郎】
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