福岡の有数のゼネコンA社は凄い業績を誇ってきた。今期までは充分すぎるほどの決算は可能だそうだ。ところが、来季を見通した現在の受注から判断すると、予想完工高は3分の2になる見込みである。A社社長は「決算する自信がない」と嘆く。たしかに最近、民間の受注入札には10社以上の業者が群がる。(株)高松組の場合でも08年12月から08年5月まで正味5ヵ月で、仕掛りした請負契約高は23億前後であった。完工高80億円の実績の会社が12分の5の段階で23億円であれば年率ベースで55.2億円になる。前期比70%に満たない惨状である。
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