25日、民事再生手続き中の(株)丸美が、福岡地裁に再生計画案を提出したことが判明した。当初2月2日に提出される予定だった再生計画案は2度延期された。主力3部門のうち、マンション管理事業は(株)長谷工コミュニティ九州に、賃貸管理受託事業は(株)ピーエムジャパンに譲渡済みだが、リゾート部門は合意していた韓国のリゾート運営会社への譲渡が実現せず、計画案提出の延期を余儀なくされていた。その間、(株)丸美には有価証券偽造容疑で福岡県警ら5県警からなる合同捜査本部から強制捜査を受け、同社の民事再生を巡る環境は大きく変貌している。また、リゾート部門の各ホテル(湯布院、菊南)、に設定されている担保権はどうなるのか、現実にリゾート部門の譲渡が実現し再生が進むか注目される。
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