破産申請した高松組だが、福岡の老舗企業として、また業界団体の長なども務めた人物として、無責任ともいえる行動には未だに「なぜ?」の声が消えない。
さまざまな憶測が飛び交った今回の倒産で、特に問題視されるのが、数多くの協力会社に対する支払いがなされなかったことだ。安値受注を支えた協力業者の連鎖倒産を懸念する声も聞かれる。
現在の厳しい業界環境のなかで、ゼネコンは存続すら大変な状況ではあるだろう。だからこそ、そういう時でも「協力業者には迷惑をかけない」という配慮が経営者には求められている。
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