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鳩山代表は党首討論、小沢代表代行は「休耕田」で選挙対策
政治
2009年5月28日 09:39

 鳩山民主党代表となって初の党首討論が行なわれた27日、同党の小沢代表代行は、代表辞任後初めて福岡入りし、農業者に民主党への支持を訴えた。
 代表辞任後「選挙担当」の代表代行として地方行脚を再開して初めての福岡入り。小沢氏は、糟屋郡篠栗町の地元農家から説明を聞きながら休耕田の現状を視察したのち、集まった約100名の人たちとの意見交換を行なった。このなかで小沢氏は、休耕田を全部耕せば日本は9割の食糧自給率が実現できると強調、政権を取ったら、農家への戸別所得補償制度を実現すると訴えた。また自民党の経済政策を批判し、民主党政権になったら「省益」のための予算から、国民の利益を優先する予算を組んでいくと政権交代の必要性を訴えた。
 会場からは、雇用不安や少子化についての質問が出され、小沢氏は民主党の政策についてフランスやイギリスを例に日本でも実行可能だと説明した。
 視察終了後、記者団に囲まれた小沢代表代行は「福岡は九州の中心都市だから大きな支持を広げたい。ここで勝利していくことが九州全体につながっていく。福岡で全部勝利してもらいたい」と福岡入りの理由を述べた。
 その後は、博多区内で衆院福岡4区(古賀敬章代表)の党関係者らを集めて選挙戦に対するてこ入れを行なうなど精力的な動きを見せた。
党の顔は鳩山、選挙は小沢、この日の新・旧代表の動きは、まさに民主党の新体制を象徴するものだった。

農業者に支持を訴える小沢代表代行


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