29日夕、約14兆円に及ぶ09年度補正予算が成立した。同日午後の参院本会議では同案を否決、両院協議会を開いたがまとまらず、衆院の優越という憲法の規定により成立した。
今後の焦点は関連6法案へと移るが、税制改正法案を除いては衆院さえ通過しておらず、8月までの大幅な会期延長が必要になるとの見方も出ている。
民主党の代表選に注目が集まる中、激しい国会論戦も少なく、巨額な借金に頼ったバラマキ予算をやすやすと通したことになる。
すでに国民の間からは、補正予算についての効果には期待できないとの声も出ている。
関連法案の真剣な議論を望みたい。
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