韓国大手の双竜洋灰工業や東洋セメントなどセメントメーカー各社が、今年3月23日から大手生コン工場へのセメント供給をストップしていることが分かった。
ソウルの地元紙によると、ユジン企業、サムピョ、亜州企業の生コン大手3社がセメント価格引き上げに応じずセメント納入をストップしているという。セメントメーカーと生コンメーカーは3月10日に、セメントの納品価格を1トン当たり5万9,000ウォンから7万2,000ウォンに22%引き上げることを通告したが、大手3社は引き上げ幅が大きすぎると拒否。中小の一部生コンメーカーは14.4%引き上げの6万7,500万ウォンで合意している。
首都圏の建設現場へ供給される生コンは、大手各社で全体の40%を占めている。建設現場への影響度は計り知れない。4月に入って3社のセメント在庫が底をついたという。現況については、取材中。
【河原 清明】
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