高松組破綻で工事がストップしている福岡市内のビル新築現場。高松組が1億5,000万円で落札した案件である。二番札だったA社の入札額は1億6,500万円。10%近い金額の開きを不思議に思った施主は、A社に対し「もう少し金額的に競り合う余地はないか」と水を向けてみると、A社の担当者は「この金額でも500万円しか利益は出ない。1億5,000万円では赤字になる」との回答だったという。
「ネットIBの記事を毎日チェックしているが、今にして思えば明らかにあれはダンピング受注だったのだなと思う」と施主。現在、施主とA社との間で、工事再開に向けて話し合いが進められている。
【烏丸哲人】
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