ゴールデンウイーク明けの7日、衆院予算委員会で09年度補正予算案の実質審議が始まる。15兆円にのぼる追加経済対策と、10兆円を越す国債発行の是非が問われるが、総選挙の時期に直結するだけに民主党の出方に注目が集まる。
九州選出の自民党議員は、「民主党次第だね。ただ、衆議院を通過させれば、参議院で反対されても予算は成立する。関連法案については3分の2を使う場面もあるだろうが、定額給付金のように大騒ぎするものはない。総理は補正だけはなんとしても成立させようと考えているようだが、民主党が徹底抗戦して国会が動かないような事態になれば、解散に踏み切る可能性もある。ただ、6月7日、14日も可能性としてはある。これなら都議選がらみの公明党もギリギリ譲歩できるのではないか。いずれにしても、早い時期に(解散・総選挙を)やるべき。今なら、いい勝負になる」。
民主党内部での小沢降ろしが顕在化することも予想されており、国会の動きから目が話せなくなりそうだ。