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小泉元首相、世襲批判で開き直る
政治
2009年5月20日 14:41

 息子を後継に指名したことで批判の的になっている小泉元首相は18日、神奈川県で講演し、「世襲は制度ではない。有権者の支持がないと政治家にはなれない」と反論したことが伝えられた。これは世襲をめぐって、何らかの制限を加えるべきだとの声に反論したものだ。自民党内からは菅選対副委員長を中心に世襲制限を求める意見が噴き出している。小泉元首相に近いはずの武部勤元幹事長も「今度の総選挙から世襲制限を行なうべきだ」としたうえで、小泉元首相の地盤を引き継ぐ次男について公認すべきではない、という考えを示している。
 小泉元首相は同日、「私も(親からの地盤を引き継いだ)初めての選挙で世襲批判を受けた。息子もこれくらいの批判を受けるのは当然だ」とも語り、開き直りの姿勢を見せている。
 鳩山新代表が誕生して、戦線を立て直しつつある民主党は、次期総選挙の争点に世襲問題を掲げ、反転攻勢に打って出る構えだ。世襲制限に慎重意見が強い自民党がどう対応するのか。小泉元首相の息子が出馬する神奈川11区に注目が集まるが、小泉家は4代100年続く代表的な政治家世襲である。「『改革』が表看板の元首相の本性がこれだったのか」という若手からの批判は、自民党は本当に改革ができるのか、という問題にもつながる。世襲批判を避けるための形だけの制限では、国民の批判は強まるだろう。多様な人材を各党が発掘して、国民の政治参加への道を広げるのが政党の王道だろう。世襲制限は、政治改革・総選挙の重要なテーマになり、「改革」への踏み絵になるかもしれない。

【武田】

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