読者のみなさんへ
弊社は『福岡にパワーを与える企業100社』を出版致しました。
同書は、昨今の経済動乱の最中にあって、絶えざるパワーとエネルギーで躍進を続ける福岡・九州の企業を、トップの肉声を交えながら紹介します。
成功の秘訣や、経営戦略のヒントが盛り沢山の内容となっております。企業経営者の方も、これから経営を目指そうとする方も、本書を読めば、勇気百倍!! ご期待ください。
【媒体概要】
福岡・九州の企業100社を、文章と写真とで紹介。カンパニーインフォメーション(会社概要)・代表プロフィール・ワンポイントPRを併せ掲載。
株式会社 データ・マックス
TEL 092-262-3388 FAX 092-262-3389
天国社
細やかな配慮と設備で、心に篤い葬祭を提供
地域の新しいコミュニティづくりに尽力
-COMPANY INFORMATION-
株式会社 天国社 福岡会館
代表者:野口 宣夫
所在地:福岡市早良区原3丁目14番5号
創業:1987年
資本金:2,000万円
業種:葬祭業、葬祭コンサルタント、生花販売、仏壇仏具販売など
TEL:092-822-4949
URL:http:www.tengokusya.co.jp
予想される業界激戦の時代
地域への利益還元を重視
少子高齢化と核家族化が進むなか、葬祭業の社会的役割と公共性は、より高まりつつある。
「葬祭業は、日本の産業界のなかでも、いろんな意味で、今、一番注目を浴びている業界のひとつだと思います」と語るのは、天国社の野口宣夫社長。
本来、“不幸”はないに越したことはない。しかし、故人を“見送る”という行為は、人の本能にもとづく、なくてはならない営みであろう。かけがえのない存在を、どのようなかたちで送り出すかという問題は、人にとって、避けることのできないテーマでもある。
そうした葬祭業の世界にも、様々な変化が押し寄せつつある。
日本人の平均年齢は、長く世界一の水準を保っており、これまで、人口増ともあいまって、葬儀の需要は右肩上がりに増えてきている。更に、「団塊の世代」が社会の一線から身を引いていく今後20年ほどは、葬儀の数は大幅に増えていくことになる。例えば、福岡市では毎年、9,000件ほどの葬儀が行なわれているが、将来的には、倍増することが見込まれている。福岡市は元々、葬祭の会館数が多いうえ、新規参入業者の増大も必至であることから、各社間で熾烈な競争と知恵比べが展開されることが予想されている。
また、以前は、葬儀を自宅で行なうケースが多かったが、現在では、9割を超える葬儀が、会館で行なわれるようになっている。その半面、葬儀1件あたりの規模は、小さくなる傾向にある。昔は葬儀の際、親戚・知人はもとより取引先にまで通知するケースが多かったが、最近は、ごく身近な人たちだけで故人を見送る家族葬が、広く定着しつつある。葬儀にかけられる費用は、全般的に低く抑えられる方向にあるのだ。
加えて、ネット社会で育った若い世代の人たちは、葬祭会社のホームページを見るなどして、豊富な情報に接しており、自らの両親の見送りをどのようにしたいかという希望を、明確に組み立てている場合も多い。
需要は確実に増えていくものの、葬祭会社が対応すべき課題は、多岐にわたりつつある。
そうしたなか、着実に顧客を獲得してきた同社が最も重視しているのが、地域への密着と貢献だ。地域住民に施設を開放し、イベントの開催に利用してもらうばかりでなく、毎年開かれている夏祭りや運動会に協賛したり、清掃活動に参加するなどして、地域との交流を常に心がけている。のみならず、時折、老人を対象としたゴルフ大会を主催して、お年寄りが外に出て、元気に躍動する機会の拡大を後押ししてもいる。
「利益を地域に還元するということを、忘れてはならないと思っています。公共的な役割を担う会社として、地域とともに歩むということを大事にしたい。そうすることを通じて当社のことを覚えてもらい、当社で葬儀をしようという気持ちになっていただければいいと思っています。」
野口社長は、同社の基本戦略を、このように位置付けている。
(以下、『福岡にパワーを与える企業100社』参照)
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