八女市町村会館の建設工事をめぐる疑惑は拡大する一方である。データマックス取材班が、八女市に情報公開請求して入手した新たな文書から、またしても大きな問題点が明らかとなった。
『躯体工事の割合(設備工事も含む全体工事との対比)について』と題する「平成21年2月27日」付けの文書が存在する。
「当初説明していたリファインは安くつく・工期も短くてすみ、環境にやさしいという考え方は覆されてしまいました」
「予算の増額及び新築も視野にいれながら慎重に検討行なった方がよいと考えています」
どちらも驚きの文言である。
6月1日、八女市に確認したところ、この文書は八女市職員が作成した内部文書だと判明した。数年かけて積み上げてきた「リファイン案」を、1回の入札不調、しかも、事実関係を含め詳細な検証がなされる前に、こうした方針が幹部職員によって示されていたことになる。
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