飯塚文化割烹学院の授業の帰りに喫茶「太陽」に立ち寄るようになった浜田シェフ、話好きな人柄で、店のオーナー夫妻(松村高一さん、鞘子さん)とすぐに親しくなった。松村夫妻の息女で現在喫茶「太陽」を切り盛りする久弥・久美姉妹は幼少時、歯切れのいい江戸弁で穏やかな人柄の浜田シェフから東京の話を聞くと心が躍った。戦後間もない時期飯塚から見ればまさに異国のようなまぶしい場所だった。
クリスマスには喫茶「太陽」でパーティを開催、浜田シェフがフランス料理のフルコースで腕を振るった。久美さんは今でも「片手で2個同時に割り、ゴミ箱を見ないで殻を投げ入れた。見事な手さばき」を鮮明に記憶している。
その浜田シェフが喫茶太陽のメニューにごはんものを入れることを勧める。当時パンは流通していたが米を入手するのも困難に時代だった。「日本人は米食の民族」として数種類のレシピや創り方を松村夫妻に伝授した。その中のひとつが「吉田茂カレー」である。
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