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特別取材

博多港との連携を図ることで、港の振興、さらに福岡の発展へ(2)
特別取材
2009年6月 2日 08:00

福岡商工会議所 常務理事 南里勝利氏
福岡商工会議所 常務理事 南里 勝利 氏

全国で6番目の商工会議所として1879年10月13日に創設された福岡商工会議所は今年、創立130周年の節目の年を迎える。これまで地域活性化のために“行動する商工会議所”として、さまざま支援活動を展開。今年は130周年の記念事業の一環として、アイランドシティでのウォーキング・ラリー開催など、より身近な存在として商工会議所をアピールする。その福岡商工会議所と博多港の関わりについて、南里勝利常務理事に語っていただいた。

港の振興のために連携も

 ――南里常務理事は(社)博多港振興協会の名誉役員で参与の肩書きをおもちですね。いつからなのですか。
 南里 (社)博多港振興協会が任意団体から社団法人になったのは、90年のこと。その時、当会議所からも名誉役員を出してほしいという要請があり、私が商工振興課長を務めていたこともあって、お引き受けしました。私が協会の行事に出席するのも今は年1回の総会と新年の祝賀会くらいになっていますが、以前は港の視察に同行するなどいろいろと勉強させていただきました。

 ――逆に、(社)博多港振興協会の役員で福岡商工会議所の議員になられている方もいらっしゃるとか。
 南里 はい。(社)博多港振興協会の角川敏行会長がいらっしゃいますし、博多港ふ頭(株)の江頭和彦社長もいらっしゃいます。昨年11月の議員改選の前までは博多港開発(株)の酒井勇三郎社長もいらっしゃいました。

 ――さまざまな関わりがあるのですね。ところで、福岡商工会議所には港湾関係の部会もあるようにお聞きしていますが。
 南里 はい。当会議所の11部会のひとつに「運輸港湾貿易部会」があり、約600の会員企業が所属しています。現在、宗像陸運㈱の古賀敬啓社長が部会長を務め、講演会や視察などの活発な活動をしています。

 ――運輸港湾貿易部会と(社)博多港振興協会が連携して活動することは?
 南里 運輸港湾貿易部会と(社)博多港振興協会で会員企業が重なっているということはありますが、組織としてはそれぞれが独自に活動しています。しかし、博多港の振興のためにこれからは連携を強化していく必要もあるのではないかと思っています。

(つづく)

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