若いサラリーマンや女性に圧倒的な人気を誇るユナイテッドアローズ(アロー)の筆頭株主に靴のABCマートがなったことを、6月3日付けでABCマート側が発表した。
08年3月期の大株主に登場していなかったABCマートおよび関連会社であるが、ABCマートの元代表三木正浩氏が代表を務めるイーエム・プランニング(イーエム)が、08年7月に11.50%を所有して筆頭株主に躍り出ていた。
イーエム社は、08年9月中間期までに17.79%まで買い増し、今回23.30%まで買い増したところで、アロー株をABCマートに売却したものである。
ABCマートの大株主は、三木氏及び関係者が61%以上の株を所有しているが、ユナイテッドアローズは社長の重松理氏が9.59%、副社長の岩城哲哉氏が4.88%を所有しているにすぎない。
ABCマートはアロー株を今後も買い増すことが考えられるほか、事業提携もアロー社に持ちかけていくものと思われる。あわよくば子会社化することも考えられる。今月下旬の株主総会で一波乱ありそうだ。
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