1990年代後半、ITバブルとして、様々なサービス、業態が発生した。
その結果、インフラ整備も後押しして、現在、数億のウェブサイト(ホームページ)が公開、活用されている。
バブル時期は、ホームページを持つことのステイタスもあり、自己満足的なサイトが多数制作され制作価格が数百万となるものもあった。
その時期のウェブサイト(ホームページ)は、会社概要パンフをホームページ化した内容が多く、情報の更新もされないものがほとんどで、ITコミュニケーションツールとしてはお粗末なものが多かったといえる。
ネット上には、運用されていないウェブサイトが多数存在し、存在意味さえなくなって、いまだに放置されているほどだ。
現在では、不況の影響もあり発注者の要件がシビアになっている。
「広告結果」の出せる媒体としての認識から、目的を模索している経営者もいる。
福岡県のある企業では、ウェブサイトの必要性は理解しているが、何の目的で、どのような内容にするのかが明確になっていなかったとの理由から、リニューアルを検討しているところ。不況だからこその改めの姿勢だ。
今後の制作会社の課題として、「会社パンフ焼き直し」としてのウェブサイトから「目的を持ったウェブサイト」の提案ができることが、生き残りの課題となる。
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