富士重工、三菱自動車から相次いで7月発売の発表がなされた電気自動車。両社ともに現在販売されている軽自動車をベースとしているが、その価格は450万円を超える『高級車』となっている。補助金やエコ減税等で、実質300万円台中盤となるが、それでも高価さは否めない。
当分は自治体や法人に対しての販売がメインとなり、電気自動車普及の先駆けとなるが、「官」においての購入台数や使用部署、運用実績等には、『税金の無駄遣い』がないか、厳しくチェックする国民の目が必要だろう。
連続走行距離も100㎞前後と、実用には「急速充電スタンド」などのインフラ整備は不可欠。そのインフラを含め、量産車ではなく『試作車レベル』と一部では揶揄される電気自動車の船出。現在の政府からの補助金や減税といった支出が、将来への投資として妥当であること、庶民にも手が届く値ごろ感になることを期待したい。
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