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日本郵政・西川続投に固執する自民党と市民感覚のズレ
社会
2009年6月 5日 17:44

 「郵政民営化が実現すれば、日本が変わる」。国民にそうした幻想を抱かせたのは小泉純一郎元首相である。自民党は郵政選挙で大勝、民営化は実現した。しかし、郵政民営化は日本に何をもたらしたのだろう。改革の本丸といわれた郵政民営化は、私たちの暮らしにはマイナスしかもたらしていないと思うがどうだろう。
 
 鳩山総務相が日本郵政の西川善文社長の続投は認めないとしてがんばっている。「かんぽの宿」「郵便不正」と、たて続けに事件を起こした日本郵政だが、生活者の視点を無視した不祥事に対し、何の責任も取っていない。社長が辞めるのは当然で、拍手喝さいが起きるかと思っていたら、鳩山総務相が悪者にされている。
 いつも麻生降ろしを仕掛けては腰砕けになる中川秀直氏などは、街頭演説で総務大臣の辞職を迫ったという。「人には厳しく」の分かりやすい例である。

 西川社長続投を支持する自民党の面々は、小泉元首相に遠慮しているのか、あるいは本気で「郵政民営化の危機」だと思っているのか…?どちらにしても市民感覚とはズレている。やっぱりこの人たちに政権を任せておくのは良くないようだ。


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