1886年6月12日、甲府雨宮製糸場で起こったストライキが日本初と言われています。ちなみにこの時のストライキは、工場で働く女性従業員たちが14時間以上におよぶ長時間労働と賃金値下げなどに抗議して行なわれました。
労働に関する権利は、日本国憲法第27条と第28条で示されており、「団結権」「団体交渉権」「団体行動権」は俗に『労働三権』と呼ばれ、「団体行動権」はストライキを行なう権利とされています。
しかし、当時の大日本帝国憲法には労働権に関する規定はなく、また現在とは違い、女性の社会的な立場は非常に弱いものでした。そのなかで実行された女性たちによる日本初のストライキは、非常にエポックメーキングな出来事だったのです。はっきりと上司にものが言えるのは、今も昔も!?女性の方なのかもしれません。
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