昨年12月12日、東京地裁へ会社更生法の適用を申請、同日保全管理命令を受けた船舶用機械メーカーの辻産業㈱(長崎県佐世保市)。負債総額は関連会社4社と併せて758億300万円、昨年度九州地区最大の破綻劇であった。
会社更生手続き中の同社の受け皿会社として、長崎県西海市の大島造船所が事業譲渡を受けるために新会社を設立した。新会社は「相浦機械」で大島造船所の100%出資会社。資本金は3億円、本店所在地は佐世保市の辻産業本社。代表取締役は増田健藏氏、その他の取締役も大島造船所の役員となっている。
相浦機械は7月1日付で辻産業と関連会社4社からハッチカバーやデッキクレーンなど船舶用機械事業に特化して譲渡を受ける計画。譲渡額は約14億円で、更生債権は引き継がない方針となった。
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