15日福岡市は、13日夜に福岡空港に到着した15歳のオーストラリア人女性1人が、遺伝子検査により新型インフルエンザに感染していることが確認されたと発表した。女性は、オーストラリアメルボルン州の学校から姉妹校である市内の私立中高一貫校に、日本語研修・観光のため、13~15歳の生徒22人、教師4人の計26人で来日した生徒の1人。香港経由のキャセイパシフィックCX510便を利用したとみられている。空港到着直後に発熱(38度)し、救急車で発熱外来に向かっており、福岡入りしてからの濃厚接触者はない。
しかし、残り21人の生徒たちは当初から予定されていたホームステイ先に入り、県内各所および佐賀県鳥栖市にまで散らばっているという。保健福祉局は「交流行事は中止し、外出は控えるよう指示。朝夕2回検温し報告をあげさせる」と話すが、はじめの水際対策は何だったのか・・・。国は過剰反応しないよう求めているが、フェーズ6に引き上げられたにもかかわらず、濃厚接触者に対してのこれほどまで大きな対応の違いには疑問を感じる。福岡の感染拡大も海外からの感染を軽視したことから始まった。今回のオーストラリアも蔓延国である。ケースバイケースで対応していくべきではないのか。
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