マンション販売が不振なのは、地場・大手デベロッパーに限らず状況はあまり変わりない。スーパーゼネコンの鹿島建設(株)が九州初の分譲マンションとして手掛けた「レジデンス大濠」は、昨年4月に完成しているが、総戸数16戸に対して販売戸数9戸と在庫が未だ残っている状況である。確かにこの物件は大濠公園にも近く、夏の花火大会では絶好のロケーションとなるが、5,820~8,510万円という高価格帯がネックとなっていそうだ。
大濠公園という福岡エリア屈指の好立地でも、これだけの高級マンションとなるとそう簡単には売れない。今後の販売動向に注目したい。
【宮野 秀夫】
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