RKBの09年3月期の連結売上260億2,700万円、営業利益11億2,800万円で減収減益の決算であった。深刻なのは本業が儲からなくなったことだ。本業の放送事業の売り上げは167億2,600万円と前年比7億6,800万円(4.4%)減となった。問題なのは営業利益が4億6,200万円と1億4,400万円(23.8%)の減益になったことだ。営業利益に占める放送事業の貢献度合いは40.1%しかないのである。カバーしているのは不動産事業だ。収入(売上)が14憶3,200万円で営業利益が7億6,500万円もある。全体の営業利益に占める割合は67.8%と親孝行の事業だ。放送事業の本体が減ることがまだまだ続くとみられるために、不動産事業の増大が検討されてきた。今回、立体駐車場建設の計画を実行するようになったのは、上記の背景があるようだ。親会社格のTBSも不動産事業に頼った決算内容になっている。
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