自民党・故藤波孝生元官房長官と公明党の衆院議員だった池田克也元衆院議員の2人だけで、後に有罪が確定しました。このリクルート事件は1988年6月18日、朝日新聞のスクープ記事から発覚した戦後最大級の汚職事件と言われ、値上がりが確実のリクルート・コスモス(現コスモス・イニシア)の未公開株収受に絡み、政・財・官の広範囲に捜査がおよび、数多くの逮捕者を出しています。
収賄疑惑を取り沙汰された政治家の数は100人ちかくにのぼり、当時の竹下内閣の主要閣僚にも容疑がかけられましたが、そのほとんどが起訴されませんでした。翌年5月の政治資金規正法違反で国会議員秘書の逮捕を最後に、東京地検特捜部は捜査終結を宣言。灰色の結末となり、世間での政治不信が強まりました。
最近でも、西松建設の献金疑惑が世間を騒がせましたが、『政治と金』の関係は永遠に断ち切れないものなのでしょうか。
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