北九州地区の地場戸建業者を回ってみると、どこも比較的順調な経営を続けている。この大不況の最中とはいえ、影響は小さいようだ。ある戸建業者A社は、「確かに今年の3月までは厳しい時もありましたが、4月以降は盛り返しています。購入を検討される方も増えてきていますよ」とコメント。また、B社は、「前年と比べたら、戸数は同じくらいかもしれませんが、利益率はかなり良くなっています」と不況の影響をあまり感じていないようだ。
ただ、世間一般の見方は戸建業者も建設業者(ゼネコン)と同じような見方をされる場合が多々あるようで、友人などから「あんたの業界も大変やろう?」とよく聞かれるそうだ。しかし実際は、地場戸建業者の受注状況は決して悪くないのが実情である。
【宮野 秀夫】
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