4月6日の決済が不調に終わり、同月8日に債権者集会を開催した電気機械設計・製作の(株)協進設計(本社:福岡県粕屋町)。債権者集会では「スポンサーを探している状態である」と説明していたが、ここに来て状況が変わってきた。
粕屋町の同社所在地には「協進電機(株)」という会社の看板があった。調べてみると、4月22日に(株)協進設計から分割により設立、代表者は南博則氏で協進設計の代表と同一人物であった。その他の役員には南氏の血縁と思われる面々が就任している。
5月に2度目の決済不調に陥った同社であったが、法的手続きは一切しておらず、4月8日に開催した債権者集会以降は債権者への十分な説明もないままであった。
福岡県内のある機械商社は協進設計に数千万円の焦げ付きが発生。「取引懸念先として注意はしていたが…」と担当者は悔やんだが後の祭りである。
しかし、協進電機の立ち上げを知った担当者は怒り心頭。血相を変えて車を走らせ、同社へ向かった。
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