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特別取材

日本を変えたいという一心 地域主権型の道州制に向けて(3)
特別取材
2009年6月22日 08:00

エヌビーエス(株) 代表取締役 石橋 一海 氏
地域主権型道州制国民協議会 九州地区本部長
エヌビーエス(株) 代表取締役 石橋 一海 氏

日本を良い国にしたい

 ―この活動と石橋さんの人生とは、どのようにリンクしているのですか。

 石橋 私は30代のころ久留米にいましたが、本村和喜さんという議員が1回目の選挙に出たときから応援していました。何となく相性が合ったからです。また、本村さんの秘書をしているとき、久留米で選挙運動をして応援していました。そういう経緯で、政治とは若いころから関わりがありました。

 もうひとつは、1979年にアルジェリアの石油プラントの視察に半年間行き、そこでカルチャーショックを受けたことがあります。サハラ砂漠の入口は何もなく、そのときに四季がある日本の良さを痛感しました。また、オイルショック後で外国の政治家は積極的に中近東を訪問していましたが、日本の政治家はそうはしなかった。

 ―そのころから、日本の政治に対しては、いろいろと思うところがあったわけですね。

 石橋 89年に自分の会社を一度潰し、91年に福岡に出てきて現在の会社を今の規模まで大きくするために尽力していましたから、その間は政治とは無縁でした。ただ政治自体には興味がありましたから、情報は仕入れていました。そのなかで税金の無駄遣いがいかに多いかを感じていましたね。

 ―最近の政治は、政治になっているのでしょうか。

 石橋 政治になっていないでしょう。政治屋が日本国株式会社のなかでうまい汁を吸おう、でも潰れてもらっては困る、という程度の考えしかないと思います。私が40代なら自分で政治家になりますが、今年で67歳になりますから、あと10年くらいかけて日本を変えてみようと思います。あとは若手を育てたいですね。

 もうひとつ言いたいのが、日本の中小企業がもう少し声を上げていく必要があるということです。いろいろな中小企業の団体がありますが、皆が手を組んで外に向けて意見を発していく必要があります。

 やはり日本人として生まれた以上、日本を良くしたいという気持ちがあります。「地域主権型道州制国民協議会」の活動を通じて、そう思うような人たちをもっと増やしていきたいですね。

【大根田康介】

「変えよう日本!道州制で日本の夜明けを語る」
地域主権型道州制国民協議会・九州地区本部では、特別講師として元内閣府特命担当大臣の渡辺喜美衆議院議員と、元内閣総理大臣秘書官の江田けんじ衆議院議員の両氏を迎え、『変えよう日本!道州制で日本の夜明けを語る』を開催。
□ 日 時 7月2日(木) 開場17:30 開演18:00
□ 場 所 都久志会館(福岡市中央区天神4-8-10)
□ 料 金 一般:3,000円 会員:1,000円 ※全席自由

<お問い合わせ>
地域主権型道州制国民協議会 九州地区本部
TEL:092-263-8812
URL:http://www.dousyusei-fukuoka.com/

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