6月20日(土)、18時より「九州和僑会」の発起大会が開催された。同会の基本構想は、東アジア地域、特に中華地域と呼ばれる中国大陸・香港・マカオ・台湾とのビジネスに従事している、現地駐在経験を有する企業人、または深い関心を有する産学有志(個人)を対象に、当該地域産業界とのビジネス交流ネットワークの構築・維持・拡大及び起業支援を目的としている。
同会の代表世話人を務めるのは北九州市小倉北区に本社を置くマンションデベロッパーのコンダクト(株)代表取締役社長・和田克之氏。同氏は会社経営をすると共に、2009年3月に北九州市立大学大学院にてMBAを取得、現在は九州大学大学院にて更なる研究に勤しんでいる。「九州和僑会」の発足のきっかけは同氏が北九大大学院時代に中国ビジネスを研究したことに端を発している。
また、当日は北九大ビジネススクール教授の王 効平氏による「華人型ビジネス再認識の薦め」と中国銀行東京支店副支店長の劉 麗京氏の2名による講演が行われ、両名の熱心な講義に参加者は時間を忘れ、熱心に耳を傾けていた。質疑応答では参加者から鋭い質問が飛び、中国ビジネスへの関心の高さを伺うことが垣間見えた。
今回、発起大会を終えた同会の今後の予定は、まずは定期的に開催していくことを目指している。さらに近い将来、法人格の取得を視野に入れている。それまでは事務局をコンダクト(株)内に置くことにする。
「九州和僑会」が更なる日中の架け橋となり、ビジネス交流ネットワークの拡大、そしてビジネス支援などの「場」となる日はそう遠くないと予見させる今回の発起大会であった。
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