コンビニで売れ残った弁当類の廃棄損失について話題になっているが、先日ニュース番組でセブンイレブンの店長が
「大量の売れ残った食べ物を捨てるのがつらい」
とコメントしていたのを見て、以前、飲食店で皿洗いのバイトをしていた頃を思い出した。
バイト中、何よりもつらかったのは、大量の食べ残しを捨てること。半分しか食べていないスパゲティ、全く手付かずの大きなハンバーグ、大皿にほとんど残されたままのサーモンのマリネ…。完食した皿などほとんど見ることはなかった。大量のゴミ袋が、人間のおなかの変わりにどんどん膨らんでゆく。「食べ物に感謝して、残さず食べましょう」と教えられて育った自分には、つらいを通り越して、こうした状況になっていることが悲しかった。
食べ物を提供する側はもちろん、食べる側もこれまでの習慣を見直し、食生活の意識を変えてゆくのが必要なのではないか?
世界中には、食べたくても食べるものがなくて餓死していく人々がいることを忘れてはなるまい。
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