国土交通省九州地方整備局は、６月25日、「建設業と地域の元気回復助成事業」第１次募集の選定結果に、九州・沖縄地域で15件の事業が助成対象として選定されたと発表した。

　「建設業と地域の元気回復助成事業」とは、地域の建設業団体が、保有する人材、機材、ノウハウなどを活用し、地方公共団体や農業、林業、観光、環境等の異業種団体と連携して、建設業の活力の再生や地域の活性化に取り組むために必要な経費を助成するもの。
　今年５月までに行われた第１次募集の結果、九州・沖縄地域では32件の応募の中から15件の助成対象事業が選定された。
　今後は、選定された各地域において事業を実施していく。

九州・沖縄地域の主な取組

＜福岡＞
　老朽橋等の長寿命化（維持管理）に関する事業
＜長崎＞
　藻場・漁場再生対策事業
　溶融スラグを有効利用する循環型社会ビジネス創出事業
　地域建設業の資源を活かした体験型観光の推進事業
　林建共働による森林整備と間伐材等地産材の有効利用に関する事業
　地域建設業の資源を活用したオリーブ植樹事業による各地域発のコミュニティービジネス（農業・観光振興）創出事業
＜熊本＞
　上天草市松島町合津地区耕作放棄地活用事業
　建設業の参入による森林・林業再生プロジェクト
　人吉球磨地域における回遊性環境の向上に関する事業
　平家伝説の里五家荘観光再生事業（誘導標識整備事業、体験農園整備事業）
　竹でつながるコミュニティ・モデル事業
＜大分＞
　中津の耕作放棄地を甦らせる
＜宮崎＞
　都城地区建設業活性化事業
＜沖縄＞
　薬草活用の新商品開発及び薬草観光園開園に関する事業
＜長崎、佐賀＞
　伊万里湾及び周辺海域漁場回復事業

▼関連リンク
⇒国土交通省　九州地方整備局

※記事へのご意見はこちら