福岡で採算が取れない、受注状況も芳しくないことから永井節子社長は休業を決断した。「このままでは損失が膨らんでしまう。できれば負債がない状況で廃業したい」との考えからだ。その後、資産・負債の整理に取り掛かったが、完全に負債をカバーすることは難しそうだ。現在、弁護士と協議中だが、代表自身に事業存続の意欲があまりないため、破産か特別清算になる可能性が高い。老舗の電気工事業者の終焉は、一族の結束が図れなかったという寂しい結末になりそうだ。
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