26日、金子一義国土交通相(観光立国担当大臣)は、「新型インフルエンザを理由に旅行を控える必要はありません」とのメッセージを発表した。これは、夏休みを控えての国内旅行増大を見越し、さらに感染を懸念しての訪日外国人観光客の減少を受けたもので、国内はもとより各国に向けても発信されている。
メッセージでは、「最も患者数が多く発生した関西地方でも平常を取り戻しつつある中で、兵庫県、神戸市、京都府など独自に安心宣言を行っている自治体もあります」としたうえで、「宿泊施設における消毒液の設置などの感染防止に向けた各種取組みや、旅行者の方の手洗い・うがい等の励行、適切な体調管理によって、旅行先で感染する可能性は極めて低くなる」との見解を示している。
また、「新型インフルエンザを理由として旅行を自粛する必要はなく、基本的に感染防止の取組みを個々に取ることで、平時と同様に安心して旅行していただける」と呼びかけており、国内および訪日旅行の自粛ムードを払拭したいとの考えだ。
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