1966年より中華人民共和国建国の父と呼ばれる毛沢東によって指導された「文化大革命」です。毛沢東の死後77年まで続いた運動は、政治や社会、宗教を含めた思想、文化にもおよび、改革と言うにはあまりに凄惨な弾圧が行なわれ、数多くの文化的遺産や有能な人材なども失われました。行方不明者も含めると数千万人規模の犠牲者を出したと言われています。
その後、鄧小平体制となり、78年に経済政策として「改革・開放政策」を打ち出し、政治は社会主義、経済は自由主義という施策を行ない、途中「天安門事件」などで国際的に孤立した時期もありましたが、現在の経済発展の基となっています。
ちなみに、81年6月29日に開催された中国共産党の総会において、文化大革命を否定する歴史決議が採択されました。
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