3日、不法投棄の疑いで福岡県警などの合同捜査は本部による家宅捜査を受けた(有)九州エコテックと関連企業の(株)サンクスに対して、同業者の反応は冷やか。ある業者関係者は「もともと(この業界は)イメージが良くないうえ、このように不正投棄を行なったとなれば、ますます風当たりが悪くなる」と、今回の家宅捜査に対して眉をひそめている。
前回も伝えたが、サンクスは田川市からの3年間の固定資産税の免除を受けていた。それに加えて同市では、サンクスに対して約3,000万円の事業所設置奨励金などを交付していた様子である。今回の事件が不法投棄と確定すれば、同市は選定の際の不備がなかったのか、違反に対しての罰則はどのタイミングで行なうのか、さらには癒着は無かったのかどうかが問われることになる。早急な事件の全容解明が待たれる。
【道山 憲一】
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