福岡県の有効求人倍率は0.41倍と、前月を0.03ポイント下回り、22ヶ月連続の悪化となった。0.41倍になったのは、ITバブル崩壊時の2002年以来となっている。
県内の求職者は、13万2,000人余りで、前月と横ばい。一方、企業からの求人は、4万8,000人余りで、前月より5,000人減った。製造業での求人の減少が続いていることがその要因で、正社員の有効求人倍率は0.22倍までに落ち込んでいる。
一方、厚生労働省が30日に発表した全国の5月の有効求人倍率は0.44倍で、前月比で0.02ポイント低下し、過去最低を更新した。また正社員有効求人倍率は0.24倍となり、前年同月を0.29ポイント下回った。
厚労省によれば、5月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると34.5%減となった。これを産業別にみると、前月に引き続き、製造業(55.9%減)、情報通信業(46.4%減)、サービス業(38.9%減)、学術研究,専門・技術サービス業(38.8%減)、宿泊業,飲食サービス業(37.4%減)、運輸業,郵便業(37.3%減)、卸売業,小売業(34.5%減)、建設業(30.6%減)、生活関連サービス業,娯楽業(25.3%減)、医療,福祉(18.4%減)、教育,学習支援業(18.2%減)は減少となっている。
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