Ⅱ.手形詐欺?
①本来ならば日本カインドが西城運輸から生コン代金として受け取るべき手形を、筑豊第一木材市場が一旦受け取る、
②筑豊第一木材市場は、金融機関で手形割引により現金化する。
③その現金を日本カインドに交付する。
以上の形での取引に基づき、筑豊第一木材市場は日本カインドに対して09年2月までに手形割引で得た現金8億8,930万円を支払っていた。ところが、09年3月に西城運輸が破産したことで、既に割引にまわしていた手形が不渡りとなり、筑豊第一木材市場は金融機関から手形の買戻しを求められることとなる。支払った約9億円は「騙取された」可能性が高いとされ、現金が戻ってくる可能性は低い模様だ。
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