福岡市は8月、2009年度の6月補正として、国の経済危機対策と連動した約43億円規模の経済・雇用対策の予算案の内容を発表した。
「こども」「環境」「アジア」関連施策を中心に、地域経済の活性化や市民の安全安心の確保、雇用の創出など、緊急性や効果の高い事業に重点を図ったとしている。
主な事業は、「小・中・高・特別支援学校、公民館、区役所などへの太陽項発電整備事業」「事業者の賃貸負担をゼロにした保育所緊急整備事業」「天神北ランプ周辺等に幹線用植栽を整備した緑の創出事業」「アジアの個人旅行者向けに天神地区に誘導サイン設置」「感染症防止のため新型インフルエンザ対策資機材等の整備」「都市間連携による伝統工芸の復興、製品の開発」「農業従事訓練による障害者雇用機会拡大モデル事業」「小学校就学前3年間の子1人当たりに36,000円を子育て応援特別手当で支給する事業」の7つ。
今後、道路や下水道、港湾関連の公共事業をはじめ、更なる施策・事業の追加を9月以降に予定しており、今回の6月補正予算案と合わせて、全体で概ね100数十億規模の経済・雇用対策を切れ目なく実行していくという。
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