6月6日、アフガニスタンとパキスタンで復興支援を行なうペシャワール会(福岡市)が、福岡中央市民センターで現地活動の様子を伝える報告会を開催した。
同会は2002年1月に「緑の大地」計画を発表し、これまで続けてきた医療活動・飲料水源確保に加えて、灌漑用水路の建設に着手。2003年3月には、クナール水系の水を利用した灌漑用水確保15カ年計画が始まった。
報告会では、現地代表の中村哲医師による用水路建設の模様をDVD映像で鑑賞。農業の振興によって国を豊かにし、子どもたちが教育を受けられる場を設ける様子が伝えられた。
その後、ペシャワール会事務局長の福元満治氏が、現在活動中の地域の歴史や文化を説明し、異文化を理解した上での行動が支援活動において重要なことなどを話した。続いて、実際に現地で活動していた4名のワーカーによる説明がなされた。
アフガニスタン、パキスタンの住民が「平和な生活」を送れるよう、医療と農業の両面から同会は今後も支援活動を続けていく。
【大根田康介】
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