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こども病院人工島移転 民主党内部からも疑問視の声(福岡)
行政
2009年6月 9日 08:00

 こども病院人工島移転について、民主党内からも疑問視する声が上がり始めた。
7日、福岡市内で民主党の決起集会が行なわれた。鳩山代表とともに支持を訴えた同党の各選挙区支部長(総選挙立候補予定者)に、こども病院人工島移転について聞いた。
「市議会、市長が決めたことだが、説明責任はあると思う」(福岡2区・稲富修二支部長)
「公約と違う形にどうしてなったのかという疑問は持ち続けていた」(福岡4区・古賀敬章支部長)
「私も市長だった。マニフェストを守っていくことが筋」(福岡7区・野田国義支部長)
と事実上、民主党推薦で当選した吉田宏福岡市長の政治手法に、当の民主党内部からも疑問符が突きつけられた形だ。しかし、移転を前提に「より良いものを作って欲しい」(福岡3区・藤田一枝支部長)と、容認する声もある。
 こども病院人工島移転の是非は、民主党がもっとも触れられたくない問題のはず。党が推薦した市長が公約反故の常習犯で、市議団もこれを支えているとなれば話にもならない。今度の総選挙では、改めて民主党の信頼性が問われることになる。
 もちろん病院移転は市長と市議会だけの問題ではない。福岡県内の各地から患者を受け入れているこども病院の現状を考えれば、政治家にとって「よその選挙区のこと」と切って捨てることなどできるはずがない。なにより、こどもの命がかかる問題に確信を持って答えることができないとすれば、その時点で政治家失格ということになる。
 吉田宏市長が推進するこども病院人工島移転は、民主党の打ち出した方向性とは全く逆の施策である。総選挙に向けて、民主党の候補者にはそのことに対しての是非が問われることになる。その場しのぎの下手な逃げ口上は、有権者にすぐに見透かされるということを努々忘れてはならない。

(インタビューの詳細は、今日から順次動画ニュースで配信)

【市政取材班】


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