民主党の鳩山代表は17日、東京第3検察審査会が、西松建設の献金問題で自民党・二階派を不起訴とした東京地検の判断を不当としたことについて、「東京地検が二階派の問題を不問に伏そうとしたことを審査会が不当としたことは正義の力が働いたと思います。今後の展開を期待する」と述べ、捜査の進展に期待感を示した。麻生首相との2回目の党首会談後の記者会見での質問に答えたもの。
自民党・二階派の政治団体「新しい波」が西松建設のダミー団体からパーティー券代を受け取っていた問題で、東京地検は西松建設の前社長の国沢幹雄被告を起訴猶予とし、当時の会計責任者であった元国家公安委員長の泉信也参院議員や担当者らを不起訴処分にしていた。これを不服として大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」が申し立てし、東京第3検察審査会は国沢幹雄被告を「起訴相当」、泉信也参院議員らについては「不起訴不当」と議決した。
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