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東国原知事担ぎ出しに自民内から冷たい視線
政治
2009年6月24日 08:02

 23日、注目された自民党・古賀誠選対委員長と東国原宮崎県知事の会談は、選挙への協力要請ではなく、知事への衆院選出馬要請だった。
 要請を受けた東国原知事は、全国知事会の地方分権に関する提言を自民党のマニフェストに盛り込むことと、自民党の次期総裁候補となることを立候補の条件にあげたとされるが、この展開に自民党内から早くも反発の声があがっている。
 
 九州選出のある議員は、「大衆迎合だ。冗談じゃない。これでは誘った自民党側として引っ込みが付かないじゃないか。なぜ人気取りに走るんだろう。情けない。古賀さんは自民党全体にどんな影響があるか考えて動いているんだろうか。水面下の交渉があったなどと言われたら、また批判を受けるだけだ。自民党は王道を歩むべき政党なんだ!」と怒りをあらわにする。確かに、必死で当選回数を重ねてきた政治家にとっては、知事も古賀氏もふざけているとしか映らないだろう。

 かねてから国政への転身に並々ならぬ意欲を示す東国原知事だけに、「総裁候補」の条件はまんざら冗談とは思えない話。昨年、中山成彬・前国土交通相の辞任後、後継としての出馬に前のめりになった知事は、任期途中での国政転身に県民の反発を受け断念していた。
 自民党からの2度目の立候補要請にどう対応するか注目されたが、やはり国政への思いは断ちがたかったらしい。自民党が条件を飲めば選挙の顔となることは必至だが、宮崎県民からの批判も無視できない。

 それにしても政治家としての経験がわずか数年という東国原知事から、「自民党から出てもいいけど、総裁の椅子をよこせ」と言われた自民党はずいぶん安く見られたものだ。古賀選対委員長の人気取りパフォーマンスを逆手に取ったとしたなら、知事のほうがしたたかということになるが、どちらに転んでも自民党にとって大きくプラスになる話ではなくなってしまった。古賀氏の読み違いということになれば、選対委員長としての求心力が一気に低下する可能性もある。

【秋月】

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