NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

政治

「麻生降ろし」は筋が通らない! 迷走自民に下野へのすすめ
政治
2009年6月30日 09:18

 解散も人事もできない麻生首相に、自民党内から見切りをつける動きが加速している。中川秀直元幹事長の退陣要求をはじめ、中堅、若手の国会議員からも公然と総裁選前倒しの声があがる。つまりは総理・総裁の顔を変えて次の総選挙を戦いたいということだ。
 マスコミ報道も自民党内の権力闘争一色となっており、民主党の影はすっかり薄くなっている。国会会期中であるにもかかわらず、テレビ画面には反麻生の会合に出席する自民党議員の顔ばかりが映し出される。毎度のこととはいえ、うんざりしているのは筆者だけではないだろう。しかし、肝心なことを忘れてはならない。現在の政治状況を生んだのは自民党に他ならないのである。

 中川元幹事長や自民党議員の口から出るのは「党のため」という言葉である。自民党が生き延びるために、麻生首相を引きずりおろし、新しい顔で選挙を戦いたいという。「国家・国民のため」という決め台詞は、さすがに恥ずかしくて出てこないらしい。ある意味、病気である。権力病とでもいうべきで、自民党が勝つためには何をやってもかまわないという心理状態になっている。冷静さを欠いた政治家たちの姿は醜悪だ。

 福田、安部、そして麻生と3代の首相は、解散・総選挙を経ずに自民党の勝手で選ばれた人たちである。有権者の審判を受けることなく4人目の首相を作って目先を変えようとする自民党の手法には、責任政党としての自覚は皆無。「さもしい」は麻生首相が広めた言葉だが、自民党にこそ当てはまる一語だ。麻生内閣の行き詰まりは、与党である自民・公明の責任である。麻生さんを選んだのは他ならぬ自民党と、それに同調した公明党だからである。当然ながら、ここまで政治に混迷を生じさせた以上、政権を返上し下野すべきであろう。「麻生降ろし」を加速させる自民党の議員たちは、歴代の無責任首相を選んできた責任を感じていないのだろうか。

 自民党に求められるのは、つまらない政治家ばかりを首相に据えてきた責任をとって「下野」することである。そのほうが政治への信頼は増すだろう。なにより大切なことは、政治は自民党のためにあるのではなく、国家・国民のためにあるのだという意識の共有だ。失敗したら責任を取る―大人として当たり前のことが考えられないから、子どもにまでバカにされる政治に落ちぶれる。自民党に国民のことや国の未来について真剣に考える力が残っているのなら、「憲政の常道」に則って行動することである。答えは「下野」しかないはずだが・・・。

【秋月】

※記事へのご意見はこちら

関連記事

powered by weblio


政治一覧
政治
2011年7月27日 18:05
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル