IAEA(国際原子力機関)は2日、11月で任期が切れるエルバラダイ事務局長の後任に、天野之弥(あまのゆきや)ウィーン国際機関日本政府代表部大使(62)を選出した。IAEAのトップに日本人が就任するのは初めて。天野氏は、初代外務省軍縮不拡散・科学部長を務め、軍縮・不拡散及び原子力分野において豊富な経験を持つ。唯一の被爆国である日本から「核の番人」へのトップ就任ということもあり、その手腕に世界中の注目が集まることになりそうだ。任期は4年で、12月1日に正式就任する。
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